2011年1月28日金曜日

T2 Movie selection vol.112

エターナル・サンシャイン

監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット

全編、ほとんどハンディで撮られていた。
クレーンも無し、ドリーも無し、 固定カメラがチョロっとだけ。
「逆小津安二郎的映画」とでも命名したいくらいである。
技術的な所を観るとハンディで撮った映像に
合成を施している所なんかは
えらく苦労のかかる事をしているなと思った。
(あれは大変だったと思うよ)

監督は、ミシェル・ゴンドリーって人で
アナログとデジタルを上手く組合わせるのが
得意な人だけど自身のミュージックビデオでも
手持ちの作品ってとても少ない。

暫く観てて合成技術が徐々に多くなっていく事で気がついた。
彼は、思い出をアナログ(ハンディ)で
記憶が曖昧になる部分を(デジタル)で
表現しようとしたのではないかと。
前作の『ヒューマンネイチャー』は
デジタルの部分が突出してて
変な感じがしたけど今回は、そう考えると
デジタルとアナログがシックリきてたと思う。

『マトリックス』とは違う
デジタルの使い方をこの映画に見ました。

それと映画ファーストカット、
窓の傍の飾りをあおりで撮っているカットが
最近の日本映画っぽかった。

そういえば、運動会や学芸会など
思い出の映像ってハンディで手振れが多いなと
改めて思ったのでした。

僕は、ズームするならゼッタイ三脚を使うけどね。






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