2013年4月11日木曜日

数珠の様に繋がった作品。

今月から公開しているレオス・カラックスの新作、
『HOLY MOTORS』を観てきました。

前作『ポーラX』も劇場で観たけど、
以前よりも自由な感性になって帰ってきた気がします。

大富豪、モーションキャプチャー、殺人者、老婆、怪人、
様々な人物になりきるという指令をこなす謎の人オスカーの話。
エピソードが数珠の様に繋がった作品で、
こういう作品ならエピソードを撮りためれば、
劇場で流せる作品になるなと造り手の目線で観てしまった。

オスカーの素性が解らないところや、
演じ分ける設定など、
作品としてはシリアスなドラマだったけど、
見方を変えるとコメディにみえなくもないね。

『ポンヌフの恋人』や『汚れた血』の頃のエモーショナルな感じは薄れたけど、
お決まりごとがない設定は楽しく観れた気がします。
デジタルでサッと撮った感じがするけど、
こういうのが撮れるなら次回作も早く観たいなと
思いました。

御興味ある方、渋谷のユーロスペース等で上映中なので、
是非チェックして観て下さい。
http://www.holymotors.jp

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