2014年9月18日木曜日

脳が覚醒したら?

リュック・ベッソンの新作『LUCY』を観てきました。
腐っても鯛、何だかんだ言っても彼の新作は気になってしまう。
「10%しか機能していない人間の脳が覚醒したら?」をモチーフに描く
クライムアクション。
スカーレット・ヨハンソンのアクションも良かったけど、
お気に入りはチェ・ミンシクの凄みを効かしたマフィアっぷり。
画面に映るたびに「何かやりそう」という雰囲気が伝わって、
それだけで映画のテンションが保たれていた(笑)

そして、上映時間が89分ということもあり、
カーチェイスや銃撃シーン、ネットからのアクセスシーンなど、
画的なテンションもさることながら語り口がとにかく早かった。
冒頭、高級ホテルの前でスカーレット・ヨハンソン扮するLUCYと
クラブで知り合ったであろう男(この描写もカットバック的にナイトクラブで知り合ったみたいなシーンが挿入されて説明されている)の会話や格好から
2人が恋人同士ではなさそうなこと、
男に何か秘密がありそうなこと、LUCYがルーズな性格であることが
さらっと説明される。
語りたいもの以外は省略してサクサク進む展開は健在な感じがした。

ただ、設定的に脳力が20%を超えた辺りから何でもあり状態になっていくので、
LUCYに対する障害が弱くなる感じがして緊迫感が薄れる様にもみえた。
そりゃまぁ、超能力使えて人が気絶したり、情報を超高速で理解出来るとなると、
マフィアも太刀打ち出来ないわな。
でも、これ逆の設定、つまりマフィアが主人公でLUCYが敵だったら、
相手がほぼ無敵だから、かなり緊迫感あるかもね。

ラストはやはりそうなるのかとあっけなさも感じたけど、
後味は良かったかも。

そんなこんなで実際に脳が覚醒したらどうなるのか
体験してみたいなと思いながら、劇場を後にしたのでした。
ご興味ある方は是非。
http://lucymovie.jp

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