2015年5月24日日曜日

Pavillion色々。そしてJAPAN Pavillionはどうかっていうと。in Cannes

カンヌ国際映画祭Blog、ここらでちょっと目線を変えまして。

これまでパビリオンでのPARTYを色々と紹介してきました。











どこの国も自分達の文化を知ってもらう為に
シンポジウムや記者会見、PARTYを開いて、人を呼び宣伝をする。

そうすると、映画監督やプロデューサー、映画祭の関係者やバイヤーが訪れるので、
自国の映画を売る助けになるだろうし、
「私たちの国で映画を撮るのであれば、こんなフィルムコミッションもありますよ」とか
「私たちの国にはこういう映画祭もありますよ」と
宣伝も出来る。

そうやって「自国に人を呼び込む為の活動」としてもパビリオンがある訳で、
その為にPARTYをやる訳です。



ジャパンパビリオンも何日かPARTYをやってまして一日だけ参加しました。
閉まるのチョイ早いかなと思ったけど、
他の国と比較しても見劣りしてなかったと思いますよ。

掲示板の書き込みでアニメやフチ子、ロボットの展示などを批判している記事を見たけど、
他の国より遥かにインパクトがあってプロモーション効果があったと思います。

PARTYだけやって印象の残らない国もあったからね。

セミナーに来た外国人にどら焼きでおもてなしって、
日本らしいやり方じゃないすかね?
(掲示板でそこは紹介されてないのね。。)




これがPARTYをやってない時のパビリオンのコンテンツ。
僕的には日本のインディペンデントの映画も、もう少しフォーカスして欲しいと思ったけど、
(あと、日本のVJやAudio Visualシーンもね!)
今回のパビリオンでのプレゼンが間違っていたとは
あまり思わないなぁ。。



会場内の人通りの多い場所で作品がこんな感じで紹介されていたり、



記者会見があればこういう風に人も集まっていたし。

いくつかの国のパビリオンを観るとPARTY以外はもぬけの空状態で、
"自国の文化をどう広めていけば良いか?"ってコトに、
苦戦している国も多かったですよ。

最初は何の為のパビリオンなのか解らなかったけど、
映画を買いにくる人がその国に興味を持てなければ、映画も買わないよね〜。
色んな国の映画がマーケットにあったけど、結局、買われていく映画って
ハリウッド映画が多いみたい。
だから、パビリオンで自国の文化を展示&紹介するって、
大事だと思うけどな。

勿論、フチ子やアンドロイド、アニメが日本の全てじゃないけど、
他の国が出来ない事をやって文化に興味を持ってもらわないと、
海外の映画に勝てないし、映画も買われていかないと思いました。

そういう強みがあるだけ、マシなんじゃないかと思います。

お金がない国とか文化的に強みのない国とか大変そうでしたよ〜。
パビリオンを3カ国共同で開催してPARTYを早い時間から開催して、
我先にと人を呼び込む活動をしていたりしてたりとか、
常時解放してるけど、すっからかんとかね。。

そこに来るとアメリカとか凄くてパビリオンに入るのにパスが必要で、
しかも、80ユーロくらい払わないといけないのね。

解ります?この落差。
文化的にも経済的にも力があるのとないのとでは
買われていく映画にも影響するんじゃないかなと思います。

カンヌの記事って言うとレッドカーペットと
コンペティション作品の情報しか出てこないから、
こういう部分も知って欲しいなと思い
若干長めのBlogを書きました。

次回は誘われたプライベートPARTYでのお話とか
書こうかなと思います。

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